本のある暮らし

読書ブログ

【本紹介】OKUDAIRA BACE

こんばんわ。

本格的な夏になり、暑さも増してきましたね。

晴れた日にセミの鳴き声を聞きながら、

ベランダで靴を洗うのがとても幸せに感じます。

 

 

 

最近、『自分らしい生き方』というのを耳にする機会が多くなったように思います。

自分らしい生き方とは?

自分の幸せとは?

これまで集団生活の中で「協調性」を学び、他人と同じであることを

受け入れてきた私たちは、急に「自分」について問われても答えられない人

のほうが多いのではないでしょうか。

自分は何が好きなんだろう?と私自身もよく考えます。

そんな、自分について悩み、模索しているときに巡り合ったのが

今回ご紹介する本です。

 

OKUDAIRA  BACE  奥平眞司著 誠文堂新広社




<あらすじ> 『僕の趣味は「暮らし」』

YouTubeでも『暮らし』について発信をしている奥平さん。
「楽しく、無理せず、頑張らない」をモットーとしてご自身のペースで暮らしており、毎朝5時に起きて朝ごはんにたっぷり1時間かける、仕事後にランニングなど普段の生活から、奥平さんが今の生活に至った理由などが綴られています。
表紙の一角には、こんな言葉が。


『丁寧な暮らしでもなく、ミニマリストでもない、新しい生き方、暮らしの提案』


自分のペースで生きるために何を選ぶのか、何を大切にするのか、YouTubeでは見られないもっと深い奥平さんの素顔がみられる一冊です。





<感想> 

ここ最近、暮らしに関する動画をみることや、本を読むことが好きで増えてきましたが、
暮らしに関する発信をしている方の中でも、もともとは家事が苦手だったという方が多いような気がします。
奥平さんもその一人で、元々は家事が苦手だったそう。
一人暮らしを始め、家事一つ一つにじっくり向き合うようになったことで好きになったと綴っていました。
私自身、家事は嫌いではないけど好きにはなれないという感じです。
掃除は好きだけどこまめにはできないし、食にもそんなに興味がありません。
だけど、今は一人暮らしだから、自分がやらないと誰もやってくれない。
奥平さんも綴っていたけど、結局は自分次第。
奥平さんみたいに一つ一つにこだわって、自分にできる範囲の「楽しめる暮らし」を見つけていきたいなと思いました。


私たちは、外でも家でも『やらないといけないこと』に追われて、一つ一つにじっくり向き合うことが
できていない気がします。(少なくとも私はできていません…。)
知らない間に時間が経っていた、ということもしばしば。
持つものにしろ、家事のやり方にしろ、一つ一つに向き合うことは、「自分らしさ」を見つける
ヒントにもなりそうです。




『僕の趣味は「暮らし」』

暮らしを楽しむためには、お金も特別な才能や技術も必要ありません。
必要なのは時間だと思います。

(OKUDAIRA BACE 奥平眞司 P.2~3)



向き合うためには、何よりも時間が必要です。
いくらお金があっても、時間がなければ向き合うことはできません。



自分らしく生きるために、まず自分と向き合う。
暮らしの発信をしながら、忘れ去られがちだけどとても大切なことを教えてくれる
一冊でした。




ぜひ、ご一読ください。