本のある暮らし

読書ブログ

普通のOLが、最近辞めてみたこと

 

 

おはようございます。

ここ最近は朝晩が涼しくなってきて、

空気の匂いも秋っぽくなってきたなーと感じます。

夏の暑さが和らいで、冬になるまでの一瞬を

大切にしたいなぁと思う今日この頃です。

 

 

『何となく』が一番強い

 

私は今、社会人三年目となりましたが、学生の時も社会人になってからも

『何もしない』というのが凄く苦手で、何かしていないと不安になってしまいます。

 

高校生の時までは部活も勉強もあって、やらなければならないことが目の前に沢山あったから、充実しているような気になっていました。

でも、大学生になって、自由な世界に放り出された瞬間、

 

『何をすればいいんだ?』

 

というどこにも正解のない問いが、頭の中に浮かんできたんです。

 

やるべきことがないのだから、逆に言えば何もせずにとりあえず過ごしたっていいし、

やりたいことがあるなら、やってみればいい。

 

でも、頭の固かった私は、

 

『何かしないといけない。』

 

と思ってしまったんですね。

高いお金を払って通わせてもらってるんだから、何かをしなければ。

両親に申し訳ないし、ここに来た意味がなくなってしまう。

そう思って、いろいろやってみました。

 

バイトだってしたし、いろんな勉強だってした。

 

でも、焦りから始めたことばかりで、何一つ続かなかったんですよね。

続いたことがあるとしたら、なんとなく入った部活くらい。

中学から何となく初めて、なんだかんだで高校も大学も続けました。

 

 

 

今になってやっと気付くことが出来ましたが、

『あれをやろう!』と思って、それに向かってひたむきに頑張れる人もいれば、

『なんとなく』という軽い気持ちで始めたものの方が続く人もいるんだな

と思いました。

 

そして、私は後者だった。

ただそれだけのことに、今の今まで、気付くことが出来ていませんでした。

 

 

『何もしない』は怠惰?

 

何かしていないと不安な私は、これまで常に何かをしてきました。

部活、勉強、バイト、ボランティア、インターン、そして仕事。

 

今は仕事でやるべきことがあるから、大学生の頃よりは精神的にも

安定していて、穏やかに過ごしています。

 

 

ただ、家に帰ればやることがなくなってしまう。

家事や料理などもしますが、1人だからそこまで時間はかかりません。

余った時間、何をしようかと考えて、最近はまたずっと

勉強をしていました。

 

初めは、『知りたい』という純粋な気持ちから始めましたが、

途中から『やらないと』という気持ちに変わって、だんだん億劫になっていました。

そして、また続けられない自分に嫌悪する…。

いつもその繰り返し。

 

 

私の中で、なぜか

 

『何もしない、学ばないことは成長を止めること。』

『常に成長していなければならない。』

 

という思いが、無意識にあったんだと思います。

 

でも、沢山の本を読んで、最近思い始めたんです。

 

『何もしない』って本当にダメなことなのかな?

これって怠惰なことなのかな?

 

って。

 

 

 

辞めてみるのは逃げじゃない

 

 

何もしないことは怠惰じゃないんじゃないか。

 

そう考えだしてから、私は『何もしない』ことを私自身に対して

許してみることにしました。

 

仕事から帰ったら、ご飯を食べてテレビをただぼーっと見ながら

ダラダラする。

好きな音楽番組を、お菓子を食べながら見る。

ベッドに横たわって空を見ながらひたすらぼーっとしてみる。

 

 

結局、生きていれば何かはしているんですが、

とにかく頭を空っぽにする時間を作るようにしてみました。

やらなければいけないことはきちんとこなしている自分を

褒めるようにしてみました。

 

 

すると、今まで張りつめていた糸がふっと緩んで、

『あ、また頑張れそう』

と思えるようになってきたんです。

 

頑張り屋さんほど、『もっと頑張らないと』って自分を限界まで

追い込んでしまうと思うんですが、それって意外と逆効果だったりします。

 

疲れて、追い込まれて、集中できなくなって、自分を責める。

 

そんな繰り返しになってしまう前に、自分の中で緩める時間を作る。

その時間は、サボっているわけじゃなくて、あなたがまた

頑張れるようにエネルギーをチャージしている時間です。

 

 

私もまだまだ、つい頑張りすぎてしまう時があるけど、

時には肩の力を抜いたり、とことん好きなことに没頭して、

一歩ずつ進んでいけたらなぁと思います。