本のある暮らし

読書ブログ

夜食カフェ マカン・マラン

転職活動に追われている渚です。

 

この度、3年弱勤めた会社を退職することになりました。

嫌ーーーなことももちろんたっくさんありましたが、

人に恵まれ、沢山のことを学ばせてもらったなぁと

今は実感しています。

そして、一つ一つのことから学んで、感じて、

沢山のことを受け入れてきた自分自身にもまずは「お疲れ様」

と言いたいです。

もちろん、これからまだまだ先は長いので、一息ついたら

またエンジン掛けて頑張るつもりです。

ただ、今は少し休憩。

 

 

 

転職をするにあたっていろんなサイトから情報を集めましたし、

本だって沢山読みました。

それら一つ一つは私の知識にはなっているんですが、これから先の

こととかを考え出すと不安になってしまったんですよね。

そして、動けなくなっていました。

その時に、友達に言われたんですよ。

 

 

「本を読むのは良いことだけど読みすぎ。インプットばかりになっちゃってるから、本を減らしてアウトプットしよう。真面目な本を一冊読んだら、まずはアウトプット。小説ならいくらでもよんでいいけどね。」

 

 

 

…いやぁ、目からうろこでしたね。

良かれと思っていたインプットが、頭でっかちにして自分自身を

苦しめていたなんて。

それから真面目な本を3冊まで減らしましたが、これが楽なこと。

こんなに変わるのかとびっくりしましたし、本を読んで行動していた気に

なっていたのが実際の行動に変わりました。

 

 

 

もし、いろいろ頑張ってるけど何も変わらないって思う人がいたら、

行動している気になっているだけかもしれません。

座ってふむふむとするんじゃなくて、一歩外に足を出してみましょ。

劇的に変わることはないけど、いつか振り返った時に

あの時の一歩がここに繋がってたのか、ってなるかもしれません。

 

 

 

 

さて。

 

ここ最近、友達とジムに通ったりしているからか、

食事のことが凄く気になりだしました。

食事が大切だと分かっていながらも、何かとめんどくさがって

全く食べない日もあったり…。

今思えばよく生きてるな自分って思うくらい食べていませんでした。

 

 

麦本三歩の好きなものを読んで、あのほんわかとした世界観が大好きって

気付いて、ああいう本を自分は求めているんだなー、読みたいなー、

って思ってた時、Instagramで見たマカンマランを読んでみようと思ったんです。

 

おいしそうな料理が沢山出てきて、シャールさんが本当に素敵な方で…。

 

こんな夜食カフェがあったら行きたいって、読むたびに思います。

まだまだ自炊はそんなに得意じゃないけど、マカン・マランで美味しそうな

料理を想像すると、何だか料理がしたくなってきます。(単純)

 

マクロビとかアーユルヴェーダとかも出てくるんですけど、全然難しくなくて。

シャールさんの語り口で少し詳しく書いてくれているので、むしろ興味が出てきています。(単純)

 

以前、ある占いを受けた時に、「いつか料理の勉強を始めそう」と言われたことがあったので、今かもしれない…!なんて思ってたりします。(単純)

 

 

やっぱり、お気に入りの本があるとそれを読める時間が楽しみになって

日々のお仕事も頑張れますね。

今の会社はもう少しですが、お世話になった方々に恩返しできるように

最後まで精いっぱい勤めようと思います。

 

 

そして、退職した日は布団に潜り込んで心行くまで

本を読もうと思います。

 

 

寒いけど、頑張るぞーーー。

 

 

たまにふと、泣きたくなる夜がある。

 

何かがあったわけじゃない。

 

ただ本当に、ふとした瞬間に、泣きたくなる時がある。

 

 

寂しさだろうか。

 

 

携帯を見れば、友達や知らない人たちの生活が勝手に目に入ってくる。

 

テレビを見ていれば、混沌とした社会の切り取られた一部が、

大々的に話され、頭の中に入ってくる。

 

 

 

 

 

私の日常は何も変わらないのに、なぜか不安が押し寄せてくる。

そして、その不安をコントロールできなくなる。

 

 

 

 

私たちは、いつからこんなにも、自分と向き合う時間が無くなったんだろう。

目から、耳から入ってくる情報で頭の中はいっぱいで、

本当にみるべき自分の気持ちに目を向ける機会が本当に少ない。

 

 

 

寂しさや苦しさ、辛さや悲しさ。

 

 

 

そう言ったものから、他人や周りの情報を入れることで目を逸らし、

いつも気付かないふりをする。

 

 

そして、強がってしまう。

 

私は、1人でも大丈夫だ。と。

 

 

 

本当は、声を大にして寂しいって言いたいし、誰かと一緒にいたい。

 

SNSという近いようでとても遠い関りじゃなくて、近くにいて

ぬくもりを感じたい。

 

 

 

 

 

人が一番幸せだと感じられるのは、ぬくもりを感じるときだ。

 

 

 

 

 

だから、寂しい時は恥ずかしがらずに寂しいと声に出していいと思う。

そばにいてほしい時は、誰かにそばにいてほしいと言ったっていいと思う。

 

 

そして、そんな時に近くにいてくれる人は、

本当に大切にすべき人だと、私は思う。

暖かさをくれる、優しい人。

 

 

もしかしたら、それは人だけではないかもしれない。

 

暖かい飲み物かもしれないし、食べ物かもしれない。

お風呂かもしれない。

布団かもしれない。

 

 

 

何だっていい。

 

自分を暖かさで包んでくれるものは、安らぎを与え、

安心感をくれる。

 

そういったものを一つ見つけられるだけでも、

小さな幸せに繋がるかもしれない。

 

 

 

1人の夜は、自由で孤独。

リラックスして過ごせる日もあれば、不安が押し寄せてくる日だって

あるかもしれない。

 

きっとそれは、あなただけじゃない。

現に、私だって今そうだ。

 

だから、寂しいと思う気持ちから目を逸らさないで。

それも、大切な気持ちです。

 

 

何かで埋めようとせず、その気持ちと向き合うことが、

小さな幸せの第一歩かもしれませんよ。

普通のOLが、最近辞めてみたこと

 

 

おはようございます。

ここ最近は朝晩が涼しくなってきて、

空気の匂いも秋っぽくなってきたなーと感じます。

夏の暑さが和らいで、冬になるまでの一瞬を

大切にしたいなぁと思う今日この頃です。

 

 

『何となく』が一番強い

 

私は今、社会人三年目となりましたが、学生の時も社会人になってからも

『何もしない』というのが凄く苦手で、何かしていないと不安になってしまいます。

 

高校生の時までは部活も勉強もあって、やらなければならないことが目の前に沢山あったから、充実しているような気になっていました。

でも、大学生になって、自由な世界に放り出された瞬間、

 

『何をすればいいんだ?』

 

というどこにも正解のない問いが、頭の中に浮かんできたんです。

 

やるべきことがないのだから、逆に言えば何もせずにとりあえず過ごしたっていいし、

やりたいことがあるなら、やってみればいい。

 

でも、頭の固かった私は、

 

『何かしないといけない。』

 

と思ってしまったんですね。

高いお金を払って通わせてもらってるんだから、何かをしなければ。

両親に申し訳ないし、ここに来た意味がなくなってしまう。

そう思って、いろいろやってみました。

 

バイトだってしたし、いろんな勉強だってした。

 

でも、焦りから始めたことばかりで、何一つ続かなかったんですよね。

続いたことがあるとしたら、なんとなく入った部活くらい。

中学から何となく初めて、なんだかんだで高校も大学も続けました。

 

 

 

今になってやっと気付くことが出来ましたが、

『あれをやろう!』と思って、それに向かってひたむきに頑張れる人もいれば、

『なんとなく』という軽い気持ちで始めたものの方が続く人もいるんだな

と思いました。

 

そして、私は後者だった。

ただそれだけのことに、今の今まで、気付くことが出来ていませんでした。

 

 

『何もしない』は怠惰?

 

何かしていないと不安な私は、これまで常に何かをしてきました。

部活、勉強、バイト、ボランティア、インターン、そして仕事。

 

今は仕事でやるべきことがあるから、大学生の頃よりは精神的にも

安定していて、穏やかに過ごしています。

 

 

ただ、家に帰ればやることがなくなってしまう。

家事や料理などもしますが、1人だからそこまで時間はかかりません。

余った時間、何をしようかと考えて、最近はまたずっと

勉強をしていました。

 

初めは、『知りたい』という純粋な気持ちから始めましたが、

途中から『やらないと』という気持ちに変わって、だんだん億劫になっていました。

そして、また続けられない自分に嫌悪する…。

いつもその繰り返し。

 

 

私の中で、なぜか

 

『何もしない、学ばないことは成長を止めること。』

『常に成長していなければならない。』

 

という思いが、無意識にあったんだと思います。

 

でも、沢山の本を読んで、最近思い始めたんです。

 

『何もしない』って本当にダメなことなのかな?

これって怠惰なことなのかな?

 

って。

 

 

 

辞めてみるのは逃げじゃない

 

 

何もしないことは怠惰じゃないんじゃないか。

 

そう考えだしてから、私は『何もしない』ことを私自身に対して

許してみることにしました。

 

仕事から帰ったら、ご飯を食べてテレビをただぼーっと見ながら

ダラダラする。

好きな音楽番組を、お菓子を食べながら見る。

ベッドに横たわって空を見ながらひたすらぼーっとしてみる。

 

 

結局、生きていれば何かはしているんですが、

とにかく頭を空っぽにする時間を作るようにしてみました。

やらなければいけないことはきちんとこなしている自分を

褒めるようにしてみました。

 

 

すると、今まで張りつめていた糸がふっと緩んで、

『あ、また頑張れそう』

と思えるようになってきたんです。

 

頑張り屋さんほど、『もっと頑張らないと』って自分を限界まで

追い込んでしまうと思うんですが、それって意外と逆効果だったりします。

 

疲れて、追い込まれて、集中できなくなって、自分を責める。

 

そんな繰り返しになってしまう前に、自分の中で緩める時間を作る。

その時間は、サボっているわけじゃなくて、あなたがまた

頑張れるようにエネルギーをチャージしている時間です。

 

 

私もまだまだ、つい頑張りすぎてしまう時があるけど、

時には肩の力を抜いたり、とことん好きなことに没頭して、

一歩ずつ進んでいけたらなぁと思います。

理想と現実

もう、この先のすべてが不安。

 

どうして自分は、誰にも愛されないんだろう。

 

どうして自分は、1人の人にずっと愛してもらえないんだろう。

 

どうして自分は、周りの人たちみたいに幸せになれないんだろう。

 

どうして自分は、理想の中の自分のようになれないんだろう。

 

どうして、1人じゃ上手く泣けないんだろう。

 

泣きたい。すべて吐き出したい。すっきりしたい。

 

 

 

私の選んだ道は間違いだった?

 

大好き人と添い遂げられなかったのは、私がダメな人間だから?

 

 

 

もっと輝いていたい。認められたい。頑張ったねって誰かに抱きしめてほしい。

 

もう、一人でいたら疲れる。しんどい。

 

誰か、頑張ってるって言ってよ。

 

もう、十分頑張ってるよって言ってよ。

 

 

あなたの未来は大丈夫だよって言ってよ。

 

誰かに愛されたい。大切にされたい。

 

1人でいたら、肩の力を抜くタイミングが分からない。

 

誰かお願い。もう助けて。

 

 

自分で自分を大切にしないといけない。

 

自分で自分を幸せにしないといけない。

 

1人で生きていけないといけない。自立してないといけない。

 

弱い女でいたらいけない…。

 

全部『~しないといけない』で疲れたな。

 

~したいって思いたい。

 

自分を大切にしたい。

 

自分を幸せにしたい。

 

もっと、自由に生きたい。

 

理想の中の自分はもっと輝いているのに、現実は全然違う。

 

それが、すごく苦しい。

 

 

理想なんて捨てるべき?

 

『人生こんなもん』って、周りの大人みたいに諦めるべき?

 

 

嫌だ。そんなの絶対に嫌。

 

 

まだ、理想がボヤっとしてる。

 

もっと鮮明に思い描け。

 

ワクワクする未来を。自分の姿を。

 

 

やりたいことなんてなくていいから。

 

『なりたい自分』だけは絶対に忘れるな。

 

夢を描け。未来を創造しろ。

 

そして、今の自分に必要なことを身に付けろ。

 

 

今はまだ、夢の途中。叶っていなくてもいい。

 

理想とかけ離れていたっていい。

 

これから一歩ずつ、小さくてもいいから近づいていけ。

 

 

 

すべては、自分次第。

 

 

学べ。動け。感じろ。創造しろ。

 

 

 

未来を思い描いて、考えて、悩んで、

 

それでも一歩ずつ進んでいけば、

 

必ず『なりたい自分』になれるから。

 

 

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SNSが普及して、『繋がる』ことが簡単になった今、幸せの舵取りを

どうしても人に任せたくなってしまうときがある。

 

幸せを、他人の見えている部分だけで比べてしまう時がある。

 

 

分かりやすい言葉がなくったって、自分を愛してくれている人はいる。

それは、彼氏という存在だけじゃなくて、家族だったり友達だったり。

誰かに愛されているか。認められているか。凄いと思われるか。

それらだけが、幸せのすべてではない。

 

頭ではわかっているのに、それをどうしても受け入れられなくて、

どうしようもない苦しさに心がどんどん黒くなっていくのを感じる。

 

 

自分はこんなもんだと受け入れて楽になりたい気持ちと、

理想の自分を捨てられなくて、葛藤したり。

繊細な20代だからこその悩みだろうなぁと最近痛感します。

 

『何となく』とか『何とかなる』って生きられたら、凄く楽なんですよね。

だって、何も考えなくていいし、今の世の中は何とかなるから。

その生き方を選んだって何も間違いじゃないのに、

なぜかそれを受け入れられなくて、また苦しい道に進んでしまう。

 

自分ってドMなのかなぁ、なんて最近では思います(笑)

 

最近、大好きだった人と別れました。

『結婚して、この先一緒に居るのは難しい気がする』

と言われてしまいました。

8年間大好きで、振られても好きで、最後に復縁したときは

結婚の話も出ていました。

 

やっと、この先もずっとこの人と一緒に居られる

 

そう思っていたけど、相手の中で私の存在はそこまでではありませんでした。

悔しさもあったけれど、今回はやっとすっきりできたんです。

 

『コントロールできるのは、自分だけ』

 

って、やっとわかったから。

そして、この人とは向いている方向が違うと受け入れられたから。

 

8年間の間で、諦めるための理由を無理して見つけようとしたり、他に好きな人をつくろうともしましたが、上手くいかず、やっぱり諦められないと何度もなりました。

不器用な自分に嫌気がさしながらも。

 

『なにをしてるんだ自分は…。』と思う時もありました。

 

でも、あの時中途半端に諦めなかったから、8年かかってしまったけれど、

すっきりした気持ちで前を向けているんだろうとおもうと、あの時の自分を

誇りに思います。

周りの目を気にして逃げることだってできたけど、自分の本当の気持ちを大事にしたこと。

プライドを捨てる覚悟で、1人の人を愛しぬいたこと。

このすべてが、今の私の自信になっています。

 

まだまだ自分を責めてしまう時もあるけど、不器用なりに、

自分を大切にしたと思います。

 

きっと、今の世の中に不安を感じてしまったり、焦りを感じてしまう人も

沢山いると思います。

正直、私も不安や焦りを感じるときがあります。

でも、不安や焦りから行動したって大抵のことは上手くいかないと、

多くの人が知っているはず。

だから、一度深呼吸して、焦るときほど不安な時ほど、広い視野を持ってください。

 

0と1は全然違う。

不安や焦りを感じるということは、自分の将来を真剣に考えている証拠でしょう。

きっと、今の状況でもなお、どうにかなると思っている人はいます。

考えているか、考えていないかだけでも、一歩進んでいます。

そこから、広い視野を持って、今の自分に足りないものを補っていけばいい。

 

自分の未来を創れるのも、変えられるのも、自分だけです。

すぐに大きな変化はないかもしれないけれど、少しずつ踏み出していけば、

気付けば未来は変わっています。

 

時には立ち止まったり、振り返ったりしてもいい。

自分のすべてを認めて、受け入れて、愛しながら未来へと歩みを

進めてください。

 

あなたも、私も、いつの日か太陽に向かって花開くひまわりみたいに

輝いていますように。

 

 

 

 

 

 

 

夢への本当の近道

 

 

お久しぶりです。

何度かはてなブログさんから、「ブログを書きませんか?」とメールを

頂いていましたが、全く持って見て見ぬふりをしていました。

書きたいことも、言葉も、全く浮かんでこなかったのです。

仕事が忙しかったり、プライベートで辛いことがあったり、

人生に迷ったり…。

無駄な時間を過ごしていたわけではないものの、沢山悩んでいたなあと

下記ながら振り返ります。

 

 

小さな幸せはポストから

 

昨日、仕事から帰ってポストを開けると、本が3冊も届いていました。

最近は、書店で買うことも多いけど、メルカリで本を買うことも増えました。

一冊の値段で、三冊も買えたりするので、メルカリ様様です。

 

2冊はメルカリから、1冊はAmazonからでした。

Amazonからの配達であることを知って、一人マスクの下でニマニマ。

この本は約半月ほど前に予約をして、販売を楽しみに

待ちに待っていた本だったからです。

 

 

届いた本は、大好きなYouTuberであり、憧れの人でもある

mikuさんの本。

 

幸運は大胆な人が好き❘私らしい夢の見つけ方・育て方

 

ずっとYouTubeを見ていたことはもちろん、mikuさん自身の考え方がとても好きで、

表紙のデザインも美しい。

何より、題名に惹かれて、気付けば予約していました。

YouTubeの中のmikuさんは、夢に向かって突っ走っていて、自分を大切にできる

私にとってまさに憧れの女性像を反映したかのような人でした。

 

 

憧れの人との出会いと劣等感

 

私が初めて見たmikuさんの動画は、

 

【Essay Vlog  私がCAを辞めた理由】

 

という動画。

 

www.youtube.com

 

CAに憧れていたとかそんなことは一切なく、ただ何となく

気になってクリックしました。

 

コロナウイルスの蔓延によって社会が激変し、この先どうなるか誰にも想像がつかない中で、『辞める』というワードにとても敏感になっていました。

初めて動画を見たころの私は仕事をしながら大学院に通っていましたが、どうしても両立は難しいと考え、どちらかを辞めるという選択肢を取ろうとしていたからだと思います。

 

 

幼いころから夢を持ち、夢に向かってひたすらに走り続け、夢を叶えたmikuさん。その夢に霧がかかりだし、このままでいいのかと考え、向き合い、辞めるという選択をしたmikuさん。

見る人を魅了する映像と音楽。そして、ストレートに響いてくる数々の言葉たち。

目に映るどれもが、私の目指したい人間像であり、女性像でした。

 

でも、この人のようになりたい!と思いながらも、心の奥底では「自分にはなれない。自分なんて。」という思いもあったように思います。

 

私は、変わりたいと願いながらも、自分の安心できる範囲でしか行動できない。

 

それを、誰よりも自分が一番理解していたからです。

自分は変われないと自分自身が暗示をかけ、夢を叶えているmikuさんや、自分らしさを見つけて輝く、数多くのYouTuberに憧れの眼差しを向けるだけになっていました。

知らず知らずのうちに、劣等感を抱えることもありました。

 

理想の自分と現実の自分が違いすぎて苦しい。

どうして私は、この人たちのように輝けないのだろう。

 

そう思う時もありました。

 

 

憧れの人の本当の姿

 

私は、YouTubeの中のmikuさんしか知りません。

だけど、人生の一部を切り取ったYouTubeの中のmikuさんが、この人のすべてだと思い込み、「こういう人なんだ」と思い込んでいました。

 

YouTubeであれ、Instagramであれ、その人の生活の一部分を切り取っただけで、悪い部分は基本的に皆見せない。

そう分かっていたはずなのに、見えている部分だけで判断していました。

 

 

だけど、本を読んで、

YouTubeで見るmikuさんと、本当のmikuさんは全然違っていた。

 

不安や嫉妬に駆られながらも踏ん張った姿や、数々の失敗を乗り越えてきた姿。夢がなく焦ってしまったり、現実への不安から逃げようとしていた姿。

 

YouTubeでは知ることが出来なかった本当の姿を見て、驚いたのと同時に、

自分がどれだけ狭い視野でこの人のことを見てきたのかと痛感させられました。

 

そして、この本の中でも書かれている、【星の王子さま】の言葉が

深く私に刺さりました。

 

それはね、物事はハートで見なくちゃいけない、っていうことなんだ。

 大切なことは、目に見えないからね

                    (引用:『星の王子さま』)

 

 

沢山の経験をして、沢山の人と関わってきたからこそ、やっと理解することが出来たこの言葉。

 

自分の好きなことは、自分にしか分からない。

相手の気持ちは見えないから100%理解することは出来ない。

 

数々の経験が、点と点が線となって結びついていたはずなのに、

この本を読むまで思い出すことが出来ませんでした。

きっと読まなければ知ることがなかった、私の憧れの人の本当の姿。

この本を読んだからと言ってすべてを知ることが出来たとは思わないけれど、やっぱり憧れで、更に好きになりました。

 

 

私の夢

 

本を読んで、視野の狭さを痛感するとともに、もう一つ痛感したことがあります。

 

それは、

 

叶えるための努力もしていなければ、それ以前に、自分と向き合っていないのだから夢が叶うはずがない

 

ということ。

 

私とmikuさんの違い。

それは、性格などももちろんあるだろうし、努力の量もあるだろうけれど、

一番は自分の本音と向き合ってきた時間だと思います。

 

自分自身と何度も向き合い、弱い自分とも向き合い、

受け入れ、本音を大切にすること。

これまでの人生で、私が最も逃げてきたことでした。

やらない理由、できない理由ばかりに目を向け、失敗ばかりを恐れて、

どうすればできるかを考えてこなかった。

自分を大切にするということを、本質的に理解できていなかった。

 

私は、沢山悩み、向き合い、あと6か月ほどで

今の会社を卒業することを決めました。

学生のような、期限が決められた卒業じゃない。

 

私が、私の幸せの為にした決断です。

 

不安がないと言えば、嘘になるけれど、

でも、それ以上に今はワクワクしている。

 

 

もっと自分らしく生きること。

もっと自由に生きること。

 

 

それが、今の私の夢です。

 

周りからは大人しいと思われがちだが、心の中には強い意志がある。

これまでの人生で、それを見抜いてくれた人は沢山いました。

自分のことを押し殺していることに気付いて、何とか硬い殻の中から救い出そうとしてくれる人も沢山いました。

弱い自分も受け入れ、それでも好きでいてくれる人も沢山いました。

 

 

今まで支え、導き、見守ってくれた人たちに私が出来る最高の恩返しは、

私らしく幸せに生きて、笑顔でいること。

 

 

そう信じて、もう逃げることも、諦めることを辞めようと決意しました。

 

 

私は、夢を持って進んでいくことを怖がらない。

 

 

 

きっとそれが、最高の未来への近道だと思うから。

 

 

自分と向き合う

蒸し暑い日が続く毎日。

少し前まで『暖かいな~』なんて思っていたのに、いつの間にか

汗ばむ季節になりました。

そろそろ夏支度、ということで久しぶりに扇風機を出したり、

夏用の布団をコインランドリーで選択したり。

ゴウンゴウンと音を立てながら、ぐるぐる回る洗濯物を見るのが

好きだったりします。

 

 

 

 

元々人と頻繁に会うタイプではありませんでしたが、

世の中の変化で更に人と会わなくなりました。

 

 

 

おのずとできた、『自分と向き合う時間』。

 

 

私は何が好きなんだろうかと考えることが以前にも増して

増えたような気がします。

忙しいことに慣れてしまっていた私は、最初は何が好きか分からなくて

何度も落ち込んでました。

自分には何もないんだって思っちゃったり。

 

 

それでも、やっぱり自分と向き合うことは止められなくて。

昔好きだったことを改めてやってみたりしました。

お弁当作りに自炊、読書、絵、ランニング、、、。

 

 

 

いろいろやってみて『これだ!』っていうのは正直なかったけど、

なんだかんだで暮らしそのものが好きなんだなぁって思いました。

洗濯を干したり、食器を洗ったり、掃除機をかけたり。

あと、何かを作るのも好き。

自由に何か作るってわけじゃなくて、最終的な目標があって

いかにそれと同じようにできるか、リアルに再現できるかって

作るのが好きだなぁ、とか。

模写とか凄く好きです。

 

 

そうやって、自分の好きなものを表面的に捉えるんじゃなくて、

もっと深く捉えることが出来るようにもなりました。

 

自分と向き合うって大変だけど、自尊心って小さな気付きと成功の

繰り返しで培われるんだなと25歳になって改めて思いました。

 

 

楽しいことは人それぞれだけど、自分と向き合う時間が増えた今だからこそ

改めて自分の好きなことを発見していきたいですね。

 

 

【本紹介】麦本三歩の好きなもの

こんばんは。

もうすっかり春になりましたね。

もう少しで桜も見ごろ。

河原を歩きながら桜を見るのが楽しみです。

 

 

 

最近、絵をかくのに興味が出て、油絵を始めてみました。

初めて書いた空は歪な形の雲が沢山あって、

1人でケタケタと笑ってしまいました。

背景の青のグラデーションがとてもきれいで、

これから自分らしい空をたくさん書きたいなと思っています。

 

 

絵以外にも、私には好きなものが沢山あります。

 

甘いものを食べるのが大好き。

読書が大好き。

寝るのも大好き。お布団大好き。

音楽を聴くのも大好き。

卓球が大好き。

友達と話すのも好きだし、一人も好き。

 

 

好きなことが沢山あって嬉しいし、楽しい。

ですが、以前の私はこんな幸せなことに

気付いていなかったんです。

 

 

自分には大した努力もできない。

才能もない。

こんな自分はダメだ。

 

 

そんな思いばかりが浮き出て、好きなことをそっちのけで

将来役に立つ勉強とかばかりしていました。

大学生の時は、特にひどかった。

世間一般の当たり前とか、周りから普通としてみられるような枠に

自分を押し込めようとしていました。

 

 

 

 

 

 

 

すごく苦しかったし、辛かった。

 

 

 

 

 

 

 

誰かに認められなければ、自分なんて存在する価値はない。

自分なんていてもいなくても一緒だ。

そう思い込み、時には消えようともしました。

 

 

 

そんなときに、ある人の一言に助けられ、

このままではいつか自分が潰れてしまうと思い、

自分の好きなことに向き合うようになりました。

最初は分からなくて、その状況さえも辛かったです。

それでも諦めずに向き合ったから、本が好きだったことを思い出せたし、

こうやってブログも初めて、文章を書くのが好きだと分かりました。

 

 

本が好きだと分かって読み始めて、沢山の本に出逢いました。

ただただ、物語に没頭する時間は楽しくて仕方ない。

今でもそう思います。

そして、好きなことが沢山あるって幸せだなって思います。

 

 

 

日常にある小さな幸せって、忙しい毎日を過ごす私たちは

見落としてしまいがち。

そんな時、日常の些細な幸せに気付かせてくれる一冊を

今日はご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 住野よる 麦本三歩の好きなもの 幻冬舎

 

 

 

 

 

 

 

【あらすじ】

 

『朝寝坊、チーズ蒸しパン、そして本。好きなものがたくさんあるから、毎日はきっと楽しい。』

 

 

 

麦本三歩。20代。

図書館に勤める本が好きな女性。

 

 

周りの人が三歩を紹介するならば、天然で食べるのが大好きで、人見知り。

だけど、三歩自信はその評判に納得してない。

いや、まぁ、思い当たる節は沢山あるのだけれど、せめてもう少し

言い方を変えてほしい。

 

 

大学を卒業してから図書館勤務を始めた三歩だけれど、

本以外にも沢山、沢山好きなものがある。

歩くこと、生クリーム、ブルボン、魔女宅、それにそれに…。

書ききれないほどたくさんの『好き』がある。

たまにちょっぴり、いやだいぶしょぼんとしちゃう日もあるけれど、

楽しいことも沢山ある。

 

 

三歩のなんてことない日常。

でもそれは、かけがえのない幸せな日常。

 

 

毎日の中にあるたくさんの小さな幸せに気付かせてくれる一冊。

 

 

 

 

 

 

 

【感想】

 

 

 

初めてこの本に出会った時、なんて可愛いんだろうと思いました。

三歩の可愛さと、何でしょう、物語が可愛い。

 

ハラハラドキドキ、とかはなく、何ともない日常が綴られていますが、

読んでいるとこちらまで暖かい気持ちになれて、気付けばふふっと

微笑んでいました。

 

そして、好きなことが沢山あるって楽しいし幸せだなって思いました。

 

ついつい、毎日が平凡で刺激がないと退屈と感じてしまいますが、

退屈なのは安心とも取れると私は思います。

安心していられる場所があるからこそ、それが当たり前になって

しまっているのかな、って。

それは、仕事でも恋愛でも。

楽しいだけがいいわけでもなくて、安心できるって大切に

すべきことだなってこの本を読んでいてい思いました。

 

 

こんなにもなんてことない日常が描かれた本を初めて読みましたが、

いろんなことに疲れていた私にとって、

あ、今の私はこういう本が読みたかったんだ

って思いました。純粋に、ほっとできる場所が欲しかった。

 

大変なこともたくさんあって、ついイライラしたり悲しくなったりも

してしまうけど、好きなことで心も元気でいられるようにして

いきたいなと思いました。

 

 

 

 

あなたの何気ない日常の中に、何気ない日常が描かれたこの本が

あるといいなーなんて思います。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。