本のある暮らし

読書ブログ

ブルーピリオド

すっかり冬になってしまいましたね。

ここ最近は家に篭ることも増えました。

 

家に篭ることが増えたので、必然的に本を読む時間が増えました。

一時期はSNSばかりを見てしまっていたのですが、

紙の本を触るとそれだけで心が落ち着きます。

本が捲れる時の音が大好きで、それを聞くと

「あ、今の自分余裕がある」と感じることができます。

 

基本的に小説を読むことが多いのですが、

周りに漫画やアニメ好きが増えてきたからか、漫画を読む機会も増えました。

そこで、今回は私が読んだ漫画の一つをご紹介したいと思います。

 

 

 

たまたま見つけて読んだ『ブルーピリオド』。

普段は飄々としている青年が、絵画に本気になる漫画です。

 

私自身、絵を見るのが好きだからという理由だけで手に取ったのですが、

絵を描く人の裏側、考えていること、

そして、あらゆることへの本質に触れられたような気がしました。

 

中でも、心に残った言葉があります。

主人公である八虎に、美術部の先輩が言った一言。

 

「才能なんてないよ。

 絵のこと考えてる時間が、人より多いだけ。」

 

 

今ではいろんなことが効率化され、誰もがいろんなことを簡単にできるようになった時代。

絵も、画像も、文章も、あらゆるものがAIで簡単にできる時代。

 

それでも、「才能がある」と思われる人たちには、

他の人が積み重ねられないような時間を使ってあらゆることを考えている。

効率化され、あまり考えなくてもAIが簡単に作ってくれる時代だからこそ、

考える人は強いと胸に刺さりました。

 

また、例えば絵が上手い人やデザインセンスがある人たちのことを、

多くの人が「才能があって羨ましい」という一言で言ってしまう場面は

よく見聞きしますが、本人たちからすれば途方もない時間を使って考えて、

技術を身につけ、センスを磨いている。

だから、褒めているつもりでも、すごく失礼な一言なんだと考えさせられました。

 

「センス」と呼ばれる分野でも、必ず根底にあるのは知識であり、

それを他の人よりもたくさん知っているからできる。

そのことを忘れたくないと感じました。

 

センスに関してはおすすめの本が他にもあるので、また紹介したいな。

 

このブルーピリオドでは、絵を描く時の技術などもちょこちょこ出ていたり、

出てくるキャラクターたちも個性豊かで読んでいて面白いです。

 

絵を描いたり見るのが好きな人はもちろん、

興味がない人でも、いわゆるスポ根系の漫画になっているので

読んで面白いんじゃないかなーと思います。

 

ぜひ読んでみてください。