本のある暮らし

読書ブログ

【本紹介】満月珈琲店

こんばんは。
暑さが和らぐ気配もなく、夜でもまだまだ暑いですね。
ついつい、コンビニでアイスを買って食べてしまいます。
カフェが大好きで、甘いものも大好きなので、
夜は本を読みながらカフェに行って甘いもの食べたいなぁ
とよく思っています。








実は、今現在仕事をしながら大学院に通っています。
勉強したいことがあって入ったけど、覚悟が足りていなかったからか
とても辛く感じてしまいます。
この数か月、何度も「辞めよう」と思いました。
今もどうしようか迷ってはいるのですが、もう少し頑張ってみようかなとも思っています。


今日も仕事終わりに講義があって学校から帰ってきたとき、
ふと空を見上げてみました。
最近は空を見上げることがあまりなかったのですが、
綺麗なお月様が優しく夜を照らしていました。
何で空を見上げたいと思ったのか、それは最近出会った可愛らしくもあり、
美しくもある本のおかげ。
今日は、そんな満月にちなんだ本をご紹介します。









満月珈琲店  桜田千尋 作・絵 望月麻衣 文 KADOKAWA

満月珈琲店 (KITORA)

満月珈琲店 (KITORA)











【あらすじ】『当店では、ご注文を伺いません。その代わり、私があなた様のためにとっておきのスイーツやフード、ドリンクを提供いたします―――。』







叶わなかった恋、失った夢や希望。
疲れた人だけが訪れることが出来るのは、大きな三毛猫がマスターの「満月珈琲店」。
マスターが、あなたにだけのとっておきをご用意して、疲れた心を癒してくれます。




柔らかな言葉と、美しい絵が、あなたを癒しへと誘ってくれる一冊。












【感想】





はじめてInstagramでこの本を知ったとき、「何て綺麗な本だろう」と思いました。
どこか儚く、輝いていて…。
きっと、この本を書いた方は、すごく優しいんだろうなとも思ってしまいました。




生きているといろんなことが起きますよね。
嬉しいことはもちろん、辛いこと、悲しいこともたくさん起こって、
ついついそちらにばかり目を向けてしまう。
毎日に疲れてしまったり、生きることがしんどくなってしまったり…。
私も、つい悪いことばかりに目を向けてしまうことがあります。
そんな時、おいしいものを食べて、やさしい言葉をかけてもらうだけで、
どれだけ心が救われるでしょう。


マスターのやさしい言葉と、甘いスイーツが、読んでいる私たちの疲れも癒してくれます。





この本の中で、印象に残った言葉があります。

すべては、あなた次第です。
これからの時代、クロワッサンのようであるといいと思うのです。

満月珈琲店 桜田千尋 作・絵 望月麻衣 文 KADOKAWA(p.70)



クロワッサンは、スクランブルエッグを添えれば朝食に、アイスなどを添えればスイーツにもなる。
目の前に壁が立ちはだかって、自分の夢を諦めないといけないと思う時があるかもしれませんが、
考え方、視野を広く持ち、見方を変えてみると、必ずしも諦めなくてもいいときがあります。

これからの時代は、自分の強みを理解し、どうすればそれを広く活用できるか、
すぐに諦めるのではなく、どうすれば叶えられるかということを柔軟に考えていく必要があるでしょう。
私も、つい視野が狭くなって、もう駄目だと思ってしまう時がしばしばありますが、
いつか『自分の綴った言葉や文章で、誰か一人でもいいから生きる希望になりたい』という夢を叶えるために
どんな方法や道があるのか、ゆっくりと探していきたいと思います。
そして、自分らしさを大切にできたらなと思います。








もう一つ、この本には特徴があります。
それは、お話の中で人生を惑星に例えて綴っていること。
月、水星、金星、太陽、火星。
私たちの年齢によって、これらのエネルギーが関わってくる。
これまであまり、占星術については知りませんでしたが、
この本を読んで興味がわきました。








ぜひ皆様も、三毛猫のマスターに癒されてみてください。