本のある暮らし

読書ブログ

【本紹介】漫画 バビロン大富豪の教え

こんばんは。
もう冬も感じさせるくらい、寒くなりましたね。
寒暖差も大きくなって、周りでも風邪をひいている人がちらほら。
皆さんは体調大丈夫でしょうか。
無理をせず、体を大事に毎日を過ごしたいですね。





私は、大学時代経済学部にいたにもかかわらず、真面目な生徒ではなかったので、
あまり経済学というものを分かっていません。
本当に、大学院に行き始めて少しわかったかな?くらい。


ただ、昨今の社会の混乱をみていて、このまま会社の収入だけで生活していくのは怖いと感じ、

お金やビジネスの勉強を始めました。
どれだけ勉強すれば気が済むんだと自分に対して思いますが、
これから先の人生、ずっと勉強が必要。
知的好奇心を大切にしたいと思います。


お金の勉強をしようと思うと、文字だけの本では理解が難しいと感じていたところ、
今日紹介する本が目に入り、買ってみました。


オリエンタルラジオ 中田敦彦さんが公開している 『You Tube大学』でも絶賛されているこの本。




【バビロン大富豪の教え①】




お金持ちはどうしてお金持ちなのか?
私たち一般消費者とは何が違うのか?


お金について、ビジネスについての考え方が変わる一冊です。




漫画 バビロン大富豪の教え  ジョージ・s・クレイソン(原作) 坂野旭(漫画) 大橋弘祐(企画・脚本)
文響社







【あらすじ】『どうしてこんなにも貧富の差が生まれるんだろう。』



舞台は、古代大国 バビロニア

紀元前に今のイラクあたりに存在し、数学や金融が発展した地。

銀行の起源ともいわれている。


ある日、武器商人の息子バンシルと友人のコッビは、いつも歩く通りをみてふと疑問を抱く。

例えばこの通りってさ、誰もが平等に歩ける道だよな。
けど見ろよ。そこを歩く人たちは全然平等じゃない!
どうしてこんなにも貧富の差が生まれるんだろう。

バビロン大富豪の教え(p.53)


なぜ、貧富の差が生まれるのか。
どうすれば、自分たちはお金持ちになれるのか。


…。


考えても、分からない。
なら、直接お金持ちに聞いてみよう。



そうして、バビロン1のお金持ちであるアルカドに知恵を懇願する。




アルカドは、二人にまずこう聞いた。

『まずお前たちにとって、“お金持ち”とはなんだ?』


お金をたくさん持っている人!

バンシルとコッビはそう答えるが、アルカドはそれはお金持ちではないという。


『お金の増やし方を知っている人』がお金持ちだと。

そして、お金を増やしたくば、まずは

『収入の10分の1を貯金することだ』
と二人に言う。


当時の人にとって、その日の生活さえも難しい状態の中で
10分の1の貯金をすることはとても難しい。
だけど、今できることは知恵をもつアルカドの言うことを信じてみることだけ。


半年後、約束を守った二人は学びの殿堂へと招待される。

そこで教えられたのは、『黄金を増やす7つの道具』だった。



学びの場ではみな平等。その先を分かつものはただ一つ。


『動いた者とそうでない者』

この小さな選択が、のちに大きな未来を作り出す。


バンシルの大富豪への道が、今開かれる。





【感想】


冒頭、この本ではお金やビジネスへの考え方が変わると綴りました。
これまでも、そしてこれからも、お金に対する不安は誰しもに付きまとうでしょう。



私たち消費者は、お金を得ると【お金を使う】視点を働かせます。
たとえば、いいレストランで食事をしたり、車を買ったり、家を買ったり…。
貯金をする人だっているでしょう。

では、それでお金は【増える】でしょうか?


もうこの時点で、お金持ちと一般消費者の視点は違うということ。


実際、マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツは使えきれないほどのお金を持っているのも関わらず、
飛行機はエコノミーで移動するそうです。

ファーストクラスでも到着する時間は一緒だから。

バビロン大富豪の教え(p.120)



お金持ちはお金を【増やす】ことに焦点をあて、
合理的にお金を使います。


私たちが今まで当たり前としてきた、
働いて、お金を得て、何かを買うもしくは貯める
という視点に、さらに貯めるという視点を加えることが大切です。






この本では、お金を増やすことだけではなく、

「知恵」の大切さや

「働く」ということの大切さ

「人間関係」についてなど

私たちがお金だけでなく幸せも生み出す法則についても書かれています。




きっと、これから先、自分で自分の身を守らなければならない時代が来ます。

そんな時に、お金やビジネスに関する知識があるとないとでは、大きく違うでしょう。



漫画のためとても分かりやすく、読みやすい本となっています。
分厚めの本ですが、ふだん本を読まないという方でもスラスラ読めるのではないでしょうか。



ぜひ、ご一読ください。