本のある暮らし

読書ブログ

たまにふと、泣きたくなる夜がある。

 

何かがあったわけじゃない。

 

ただ本当に、ふとした瞬間に、泣きたくなる時がある。

 

 

寂しさだろうか。

 

 

携帯を見れば、友達や知らない人たちの生活が勝手に目に入ってくる。

 

テレビを見ていれば、混沌とした社会の切り取られた一部が、

大々的に話され、頭の中に入ってくる。

 

 

 

 

 

私の日常は何も変わらないのに、なぜか不安が押し寄せてくる。

そして、その不安をコントロールできなくなる。

 

 

 

 

私たちは、いつからこんなにも、自分と向き合う時間が無くなったんだろう。

目から、耳から入ってくる情報で頭の中はいっぱいで、

本当にみるべき自分の気持ちに目を向ける機会が本当に少ない。

 

 

 

寂しさや苦しさ、辛さや悲しさ。

 

 

 

そう言ったものから、他人や周りの情報を入れることで目を逸らし、

いつも気付かないふりをする。

 

 

そして、強がってしまう。

 

私は、1人でも大丈夫だ。と。

 

 

 

本当は、声を大にして寂しいって言いたいし、誰かと一緒にいたい。

 

SNSという近いようでとても遠い関りじゃなくて、近くにいて

ぬくもりを感じたい。

 

 

 

 

 

人が一番幸せだと感じられるのは、ぬくもりを感じるときだ。

 

 

 

 

 

だから、寂しい時は恥ずかしがらずに寂しいと声に出していいと思う。

そばにいてほしい時は、誰かにそばにいてほしいと言ったっていいと思う。

 

 

そして、そんな時に近くにいてくれる人は、

本当に大切にすべき人だと、私は思う。

暖かさをくれる、優しい人。

 

 

もしかしたら、それは人だけではないかもしれない。

 

暖かい飲み物かもしれないし、食べ物かもしれない。

お風呂かもしれない。

布団かもしれない。

 

 

 

何だっていい。

 

自分を暖かさで包んでくれるものは、安らぎを与え、

安心感をくれる。

 

そういったものを一つ見つけられるだけでも、

小さな幸せに繋がるかもしれない。

 

 

 

1人の夜は、自由で孤独。

リラックスして過ごせる日もあれば、不安が押し寄せてくる日だって

あるかもしれない。

 

きっとそれは、あなただけじゃない。

現に、私だって今そうだ。

 

だから、寂しいと思う気持ちから目を逸らさないで。

それも、大切な気持ちです。

 

 

何かで埋めようとせず、その気持ちと向き合うことが、

小さな幸せの第一歩かもしれませんよ。