夢への本当の近道
お久しぶりです。
何度かはてなブログさんから、「ブログを書きませんか?」とメールを
頂いていましたが、全く持って見て見ぬふりをしていました。
書きたいことも、言葉も、全く浮かんでこなかったのです。
仕事が忙しかったり、プライベートで辛いことがあったり、
人生に迷ったり…。
無駄な時間を過ごしていたわけではないものの、沢山悩んでいたなあと
下記ながら振り返ります。
小さな幸せはポストから
昨日、仕事から帰ってポストを開けると、本が3冊も届いていました。
最近は、書店で買うことも多いけど、メルカリで本を買うことも増えました。
一冊の値段で、三冊も買えたりするので、メルカリ様様です。
2冊はメルカリから、1冊はAmazonからでした。
Amazonからの配達であることを知って、一人マスクの下でニマニマ。
この本は約半月ほど前に予約をして、販売を楽しみに
待ちに待っていた本だったからです。
届いた本は、大好きなYouTuberであり、憧れの人でもある
mikuさんの本。
幸運は大胆な人が好き❘私らしい夢の見つけ方・育て方
ずっとYouTubeを見ていたことはもちろん、mikuさん自身の考え方がとても好きで、
表紙のデザインも美しい。
何より、題名に惹かれて、気付けば予約していました。
YouTubeの中のmikuさんは、夢に向かって突っ走っていて、自分を大切にできる
私にとってまさに憧れの女性像を反映したかのような人でした。
憧れの人との出会いと劣等感
私が初めて見たmikuさんの動画は、
【Essay Vlog 私がCAを辞めた理由】
という動画。
CAに憧れていたとかそんなことは一切なく、ただ何となく
気になってクリックしました。
コロナウイルスの蔓延によって社会が激変し、この先どうなるか誰にも想像がつかない中で、『辞める』というワードにとても敏感になっていました。
初めて動画を見たころの私は仕事をしながら大学院に通っていましたが、どうしても両立は難しいと考え、どちらかを辞めるという選択肢を取ろうとしていたからだと思います。
幼いころから夢を持ち、夢に向かってひたすらに走り続け、夢を叶えたmikuさん。その夢に霧がかかりだし、このままでいいのかと考え、向き合い、辞めるという選択をしたmikuさん。
見る人を魅了する映像と音楽。そして、ストレートに響いてくる数々の言葉たち。
目に映るどれもが、私の目指したい人間像であり、女性像でした。
でも、この人のようになりたい!と思いながらも、心の奥底では「自分にはなれない。自分なんて。」という思いもあったように思います。
私は、変わりたいと願いながらも、自分の安心できる範囲でしか行動できない。
それを、誰よりも自分が一番理解していたからです。
自分は変われないと自分自身が暗示をかけ、夢を叶えているmikuさんや、自分らしさを見つけて輝く、数多くのYouTuberに憧れの眼差しを向けるだけになっていました。
知らず知らずのうちに、劣等感を抱えることもありました。
理想の自分と現実の自分が違いすぎて苦しい。
どうして私は、この人たちのように輝けないのだろう。
そう思う時もありました。
憧れの人の本当の姿
私は、YouTubeの中のmikuさんしか知りません。
だけど、人生の一部を切り取ったYouTubeの中のmikuさんが、この人のすべてだと思い込み、「こういう人なんだ」と思い込んでいました。
YouTubeであれ、Instagramであれ、その人の生活の一部分を切り取っただけで、悪い部分は基本的に皆見せない。
そう分かっていたはずなのに、見えている部分だけで判断していました。
だけど、本を読んで、
YouTubeで見るmikuさんと、本当のmikuさんは全然違っていた。
不安や嫉妬に駆られながらも踏ん張った姿や、数々の失敗を乗り越えてきた姿。夢がなく焦ってしまったり、現実への不安から逃げようとしていた姿。
YouTubeでは知ることが出来なかった本当の姿を見て、驚いたのと同時に、
自分がどれだけ狭い視野でこの人のことを見てきたのかと痛感させられました。
そして、この本の中でも書かれている、【星の王子さま】の言葉が
深く私に刺さりました。
それはね、物事はハートで見なくちゃいけない、っていうことなんだ。
大切なことは、目に見えないからね
(引用:『星の王子さま』)
沢山の経験をして、沢山の人と関わってきたからこそ、やっと理解することが出来たこの言葉。
自分の好きなことは、自分にしか分からない。
相手の気持ちは見えないから100%理解することは出来ない。
数々の経験が、点と点が線となって結びついていたはずなのに、
この本を読むまで思い出すことが出来ませんでした。
きっと読まなければ知ることがなかった、私の憧れの人の本当の姿。
この本を読んだからと言ってすべてを知ることが出来たとは思わないけれど、やっぱり憧れで、更に好きになりました。
私の夢
本を読んで、視野の狭さを痛感するとともに、もう一つ痛感したことがあります。
それは、
叶えるための努力もしていなければ、それ以前に、自分と向き合っていないのだから夢が叶うはずがない
ということ。
私とmikuさんの違い。
それは、性格などももちろんあるだろうし、努力の量もあるだろうけれど、
一番は自分の本音と向き合ってきた時間だと思います。
自分自身と何度も向き合い、弱い自分とも向き合い、
受け入れ、本音を大切にすること。
これまでの人生で、私が最も逃げてきたことでした。
やらない理由、できない理由ばかりに目を向け、失敗ばかりを恐れて、
どうすればできるかを考えてこなかった。
自分を大切にするということを、本質的に理解できていなかった。
私は、沢山悩み、向き合い、あと6か月ほどで
今の会社を卒業することを決めました。
学生のような、期限が決められた卒業じゃない。
私が、私の幸せの為にした決断です。
不安がないと言えば、嘘になるけれど、
でも、それ以上に今はワクワクしている。
もっと自分らしく生きること。
もっと自由に生きること。
それが、今の私の夢です。
周りからは大人しいと思われがちだが、心の中には強い意志がある。
これまでの人生で、それを見抜いてくれた人は沢山いました。
自分のことを押し殺していることに気付いて、何とか硬い殻の中から救い出そうとしてくれる人も沢山いました。
弱い自分も受け入れ、それでも好きでいてくれる人も沢山いました。
今まで支え、導き、見守ってくれた人たちに私が出来る最高の恩返しは、
私らしく幸せに生きて、笑顔でいること。
そう信じて、もう逃げることも、諦めることを辞めようと決意しました。
私は、夢を持って進んでいくことを怖がらない。
きっとそれが、最高の未来への近道だと思うから。